分譲住宅でもデザインを選べるケースとは

分譲住宅でもデザインを選べるケースとは

分譲住宅では、不動産デベロッパーが一定区画内の宅地をまとめて開発し、複数戸を同時に売り出すという販売スタイルが一般的です。
そのため、通常はすでに完成した建売住宅群の中から、購入者は自分好みのデザインや間取りを選ぶこととなります。
その一方で、分譲住宅の中にはもっと自由な形でデザインを選べるタイプもあります。
これはカスタマイズ住宅などと呼ばれている住宅の販売形式で、土地の造成は済んでいるものの建築工事はこれから行うという段階で採用されます。
カスタマイズ住宅では、敷地と予算に応じた複数の建築プランがあらかじめ用意されており、購入者はその中から自分の希望に合ったプランを選ぶことができます。
具体的な内容は販売者ごとに異なり、壁の色や建具の種類を選べる程度のものから、床面積さえ変えなければ間取りを好きなように設定できるという自由度の非常に高いものまでいろいろです。
いずれにせよ、注文住宅に近い形で好みやこだわりを反映できるので人気があります。

分譲住宅を手に入れる場合には自由設計を頼む

日本にはたくさんの分譲住宅を建築する会社がありますが、いずれの会社であっても分譲住宅が既に出来上がったものを販売していることが多いです。
これが建売住宅との1番の違いと言っても良いかもしれません。
このような分譲住宅でも、自由設計に近いところがあるわけです。
完全な自由設計は難しくても、例えばトイレの増設等をすることもできます。
部屋の間取りを変更することは難しいですが、オプションで水回りの設置を追加することもできる店は大きな魅力かもしれません。
このような設計は基本的に建築会社によって限られています。
それだけでなく、購入する時期によってもできる時とできない時がありますので、その違いをよく理解しておかなければいけません。
つまりすべての会社でいつでもできるわけではないと言うことを意味しています。
分譲住宅と注文住宅で迷ったときは、このことをよく頭に入れておいた方が良いかもしれません。

筆者:門田俊輔

筆者プロフィール

奈良県平群町生まれ。
内覧会では実際の広さや日当たりに注意して見ています。